家庭連合の祭礼・祭事

 世界平和統一家庭連合が定める礼典や儀式一覧です。祝福家庭たちが守る、神様や真の父母様に侍るための信仰生活の基本について紹介します。

(詳細は上記リンク先の「侍義生活WebBook」のコーナーをご覧下さい)

 


◆祈り(報告祈祷)

 天の父母様(神様)を私たちの心の中に呼び迎え、親なる神様と人間が親子の言葉の交流を結ぶ対話の時間が「祈り」です。心を真っ白にし、純粋に神様に思いのたけを報告し誓う場です。両手を組み合わせて切実な心情でお祈り(報告)して下さい。時には悔い改めを祈り、時には喜びを祈り、内容は各自の自由に純粋な思いを祈りましょう。祈りの結びに「祝福中心家庭〇〇〇〇の名によってご報告いたします。アーヂュ」と祈ります。未祝福者は「真の父母様の名によってご報告します。アーヂュ」、祝福子女は「祝福家庭二世(三世)〇〇〇〇の名によってご報告します。アーヂュ」と祈ります。

 


◆礼拝

 日曜午前に教会で行われる1週間で最も神聖な時間です。聖歌賛美、祈り、説教などを通じて、神様をあがめ、その恩寵に対して感謝し奉仕する特別な祭事です。毎週礼拝を守ることが信仰の基本であり、説教のみ言葉を介して1週間の出発にふさわしい訓辞を与えられる恵みの時間です。この日は教会へ正装で出かけるのが望ましいです。

 


◆家庭祭壇・敬礼式

 教会員は家の適した部屋に祭壇を設けます。部屋の北側の壁際に設置するのが理想的です(難しければどの方向の壁でも差し支えありません)。祭壇は小さな机を白いクロスで覆い、祭壇の中央に天地人真の父母であられる文鮮明先生ご夫妻のお写真『真尊影』を掲げ、脇に原理講論や天聖経などのみ言葉を置き、真尊影の手前に天一国聖燭(ローソク)を設置します。敬礼式や祈祷、訓読の際は家庭祭壇の前で行います。

 安侍日(8日に1度、神様に侍る生活を再確認する習慣)や月の初め(天暦)や名節の日の朝に祭壇の前で敬礼式を捧げます。真尊影に向かって膝を折って両手と頭を床につけるように深々と神様に敬拝します。敬拝後に「家庭盟誓」をゆっくりと唱和して、報告祈祷を捧げます。

 


◆訓読会

 神様のみ言葉を読む時間を毎朝取ります。家族で集まって、もしくは個人で、早朝に家庭連合の教材教本(原理講論、天聖経、真の父母経など)や真の父母様のみ言葉集を訓読します。み言葉を訓読し続けることで、神様の言葉を心に刻み、生活を正していく力がついてくるようになります。

 


◆孝情奉献礼式(祈願礼式)

 所願成就のために、神様への感謝の心で祈りと願いの言葉を「孝情奉献書(所願成就祈願書とも呼ばれています)」に書いて捧げます。聖和(逝去)されたご先祖に手紙を読みながら祭壇に奉献書を奉納して、所願が成されるように祈ります。孝情奉献礼式は地上で生きている私たちが霊界にいるご先祖たちと喜びや幸せを分かち合い、ご先祖様を霊界天国へ敬いながら、永遠なる幸福な真の家庭を築いて子孫代々が繁栄するよう祈り合う祭祀です。孝情奉献という言葉には還元するという意味も含まれています。「還元」とは(先祖が)元に戻るという意味です。聖和された故人を慰霊する場として、聖和祝祭や追慕礼拝なども行っています。

 


◆聖和式

 家庭連合では人の死を「霊界での人生の始まり」だと考えています。聖和(逝去)した瞬間を悲しみで迎えるのではなく、新しい世界へ生まれ出て行く歓送の儀式として祝福家庭の葬儀を「帰歓式(通夜)」「聖和式(本葬・告別式)」と呼び、キリスト教式の作法に則って執り行っています。服装は男性が黒か紺スーツに白いネクタイ、女性は上下とも白か明るい色の服を着用し、お花入れから出棺まで見届けます。聖和式後は式の日から3日目、21日目、40日目、100日目に追慕礼拝を行います。

 


◆祝福式

 家庭連合では合同祝福結婚式を通して、人類の真の父母より堕落の血統を清算(贖罪)し、善男善女が神様の創造理想に叶った夫婦として重生され出発する特別な祝福の場を人生最大のセレモニーと位置付けています。永遠にいつまでも愛し合える理想夫婦になれるよう誓う厳粛な儀式です。未婚の男女がマッチングされる祝福結婚式だけでなく、既婚の夫婦が改めて祝福される既成祝福式もあります。

 


◆生誕・奉献式

 祝福家庭における新しい子女の誕生は何ものにも代えられない貴重な瞬間です。出産時に教会員が集まり、ローソクを灯して、安産を願うお産のための祈祷会を持ち、お祝いする習慣があります。

 神様の特別な愛によって生誕した尊い命を天の前に奉献する聖別の儀式を出産日から8日目(女児の場合は7日目)に行います。服装は両親が式服、生まれた乳児は礼服か、白など明るい色の新しい服を着せます。祭壇の上に「奉献式 〇〇〇〇(名前) 日付」の垂れ幕を飾り、祭壇でローソクをつけて乳児を祭壇前に捧げてお祈りします。奉献式の後も、生後40日祝いや103日祝いなどがあります。

 


◆報謝・献金

 神様から恵みを与えられていることに対して、真心から感謝を表し万物を捧げ物として報謝や献金することに意味があります。毎月の生活収入の一部や金品などを神様や教会に捧げることは、あくまで感謝の思いから万物を捧げると同時に、私自身の体を捧げ(献身的に、という意味)、心も捧げることです。毎月のごく僅かなお金でも天のみこころに適うように捧げることで、神様との信頼を結ぶ貴重な習慣になります。毎週日曜の礼拝でも奉献する時間を設けています。

 


◆聖塩

 環境や万物を聖別するために、購入した物品や土地、物件、部屋など(賃貸も含む)を特別に伝授された天一国聖塩を使ってサタン圏の主管から分別します。購入した食料品、日用品、服、家具、車両などにも聖別は適用されます。神様から与えられた万物をより神聖なものとして聖別するために、少量の聖塩を右手で摘まみ、「天地人真の父母様と天一国主人〇〇(自分の名前)の名で聖別いたします」と唱え、十字を切るように(北、南、東、西の方位の順で)撒くか、もしくは聖塩を聖別する物の上に3回振りかけます。天一国聖塩は増やしたり、教会で伝授することも可能です。

 


◆礼服、韓服の着方

 名節の敬礼式や公式行事に着用する礼服は、肌着、靴下、中に着る韓服、上着(ガウン)まで、全体的に白色でなければなりません。男性の場合、パジとチョゴリを着て足首をデニム紐で結わいたのちにチョッキを着ます。パジの帯とデニムの紐は図②のように結びます。足首はパジの裾をつかんで外側に引っ張り、再び足に巻きつけて足首の内側で紐を結ぶようにします。

 女性の場合、チマをはいてからチョゴリを着ます。チョゴリの胸元の紐は図④のように結びます。これは男性も同じです。韓服の上にガウンを着て、図⑥にならって帯を安全ピンなどで止めて3段になるように結びます。

 神聖な礼典や行事の際は、家族全員が白い礼服で整えて参加することが好ましいです。特に何度も着ることで帯の結び方を覚えておきましょう。

(イラストは光言社刊・祝福家庭のための侍義生活ハンドブックより)

 


◆名節(記念日)

 家庭連合が定める八大名節の記念日は以下の通りです。神様のお祝いの日として、特別に敬礼式やお祈りを捧げます。

「天の父母様の日」 1968年1月1日宣布 ※真の神の日。現在は旧暦1月1日にお祝いする。

「天地人真の父母様 御聖誕日」 旧暦1920年1月6日(文鮮明先生) 旧暦1943年1月6日(韓鶴子夫人)

「真の父母の日」 旧暦1960年3月1日宣布

「真の万物の日」 旧暦1963年6月6日宣布 ※翌年より旧暦5月1日を真の万物の日に制定。

「7・1節(神様祝福永遠勝利宣布)」 1991年7月1日宣布

「7・8節(天地父母天宙安息圏宣布)」 旧暦1997年7月7日宣布

「天宙統一国開天日」 1988年10月3日宣布

「真の子女の日」 旧暦1960年10月1日宣布

 

※その他の記念日:基元節 旧暦2013年1月13日宣布文鮮明先生天地人真の父母天宙聖和(逝去) 旧暦2012年7月17日(陽暦9月3日)、 世界平和統一家庭連合創立記念日 1954年5月1日

 


◆家庭盟誓(神に祝福された者として理想家庭実現を誓う8つの宣言文です)

 

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※家庭連合が定めている礼典や儀式、祝福家庭が守るべき神様に侍る信仰生活の基本に関しては光言社刊の『改訂版・祝福家庭のための侍義生活ハンドブック』に詳細が掲載されています。お求めの方は教会から注文していただくか、左の書籍画像をクリックしていただき、光言社オンラインショップからご購入下さい。